効率よい暗記のプロセス
もの覚えがいい、悪いという言葉が存在するように人間の記憶力には生まれ持った個人差があると思われがちですが、実は大きな個人差がないことが様々な実験によって明らかになっているのです。
では、記憶力を左右しているのはどういった要素なのかというと、暗記をする際にどういった方法で脳に新しい情報を取り込んでいるかが重要であり、暗記の苦手な人は効率的に脳に記憶を定着する方法をとれていないようなのです。
暗記をするときに私たちが無意識に行っていることは情報を符号化、つまり例えて言うなら年号の数字を語呂合わせで意味を持った単語に置き換えるといったことです。
次に思い出すことは、脳内のデータベースからキーワード検索をかけているようなものです。つまり覚えられないということは符号化に失敗しており、思い出せないのは検索に失敗しているということなのです。
この符号化や検索をスムーズに行うことにもつながるのが、情報同士を整理し関連付けて記憶するという技術です。新しい情報を記憶するときは、自分が既に持つ記憶と関連付けて行うと理解しやすく非常に効率的になります。そのように記憶された情報は、忘れてしまった時でも他の関連した情報からたどってゆくことで思い出しやすくなります。
暗記が得意、物覚えが良いといわれる人は、これらの符号化や関連付けなどの作業をうまく行っている場合が多いのです。
そして、重要度が高かったり大事な情報は繰り返し復習をすることによって、確実に記憶を定着させることができます。
このようにプロセスを意識して暗記することで「物覚えの良い」自分に生まれ変わりましょう。